Keywords
Drug(ドラッグ)
本当はこんなキーワードでなんて書きたくなかった。しかし、RHCPの陰にはいつもドラッグの問題がついてまわっていた。
いうまでもなく、彼らはヒレルやリバー・フェニックスといった、自分たちにとって大切な人間を何度かドラッグで失っている。ヒレルが死んだときのことを、アンソニーは「おれが死んでても不思議じゃなかった」と話していたし、ジョンが日本公演中に辞めてしまったときも、相当薬物の影響下にあったという話も聞いている。バンドを離れていた間のジョンのソロは、ヤクを買う金をかせぐために制作した、とジョン自身が告白している。
ヴィデオ「Funky Monks」で見られるように、アルバム「Blood Sugar Sex Magik」からのシングル「Under The Bridge」では、アンソニーのドラッグ体験のことが歌われている。
I don't ever want to feel like I did that day.
Take me to the place I love. Take me all the way.
(もうあの日のようには感じたくない
連れてってくれ、おれの愛する場所へ)
ここで「愛する場所」とは、ドラッグとは「キレた」、その時点でのアンソニーの生活だ。
ぼくとしては、「メンバー全員ドラッグとはキレて、『BSSM』で新たな出発」というストーリーを思い描いてしまったのだが、けっきょくジョンがクスリに溺れてしまい、バンドを辞める、という事態に至ってしまう。やっぱりクスリをやめるのは難しいことなんだろうか、などと一人考えたりしていた。
キーワードの「Funk, Freak」で触れたが、「Sir Psyco Sexy」の歌詞、「ファンクがおれをフリークにしてくれるよう、祈る」という述懐も、「弱い自分を克服したい」という気持ちの表れなのだとしたら、ドラッグに走ってしまう彼らの心情というのも理解できるかな、という気はする。彼らだけではない、人間誰でも弱いものだ。
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