Show Reports
第56回NHK紅白歌合戦(2005年12月31日・NHKホール)
さあ今年もこの季節がやってきた。レッドホワイトミュージックバトルフェスティバル2005だ。このところ受信料不払い問題や不祥事が続発し、総務省からは「あり方そのものを問う」とまで言われているNHK。紅白は、その存在意義を世に問う絶好の機会であるとともに、評価次第では逆に信用失墜に拍車を掛けてしまう、諸刃の刃といえるだろう。NHK自体に改革の意志がなく、過去にやってきたことの繰り返しに終始するなら「NHKなんていらないかも」という国民の認識はさらに強まるだろう。
まずNHKの「改革」の意志のひとつとして、司会にみのもんたを起用したことは、それなりに評価に値するのではないか。正直「みのなんて食傷。ゲップ出そう」というオーディエンス(視聴者)は多いと思うが、実際見てみると「みのを起用して改めて分かったNHKの堅苦しさ」という側面が見て取れたように思う。かねてより「おれの好きにやる。NHKをぶっこわす」と気炎を上げていたみのを抑えつける意図があったのか、NHKは紅組の司会としてアナウンス室長の山根基世アナをぶつけてきた訳だが、とにかく二人のリズムがまったくかみ合わない。細かくツッコミを入れつつテンポよく進めていきたいみのと、悠久の歴史を感じさせるオーソドックスなNHK的スローテンポの山根。司会進行に関しては、微塵もアドリブの余裕がないシロウト仲間由紀恵・山本耕史の二人も含めて、最初から最後まで消化不良を起こされっぱなしだった。実力や功績ではなく、NHKへの貢献度などという妙な尺度で司会者選びをやる姿勢は根本的に改める必要があるだろう。
今回から紅白は「スキウタ」という方法でオーディエンスからの意見を聞く姿勢を見せた。投票結果がそのまま出場アーティスト/バンド選びに反映される訳ではないのだが、「曲選び」という視点からは大いに影響をもたらす結果となり、いわゆる「オーソドックス」な曲ばかりがプレイされた。しかし、こうした「曲ドリブン」な出場アーティスト/バンド選定をやってしまうと、毎年同じ曲ばかり聴かせられるという結果になってしまうおそれがある。現に「え、この人今年もこの曲歌うの?」と思ったオーディエンスもいただろう。いずれにせよ、出場アーティスト/バンドの選定に関しては、NHKはその選考過程、理由をもっともっとオープンにしていかなければならないだろう。透明性を確保できなかったり、説明責任を果たせない組織は淘汰される運命が待っている。
では、個々の出場アーティスト/バンドに目を向けてみたい。今年はなぜか定石を破り、トップに新人を持ってこなかった。
■細川たかし/北酒場 これがまさに今述べたスキウタ枠。確かに歌そのものはいいし、歌手の力量も問題ない。が、それだけ。
■川中美幸/二輪草 これもスキウタとのこと。うーん、曲知らないし、もうこの人も見飽きたし。
■鈴木亜美/Delightful ゴタゴタで揉めてた末に復活したらしい鈴木あみ。特にどうこうは言わないが、この曲って「今年ヒットした」んだろうか。おれはね、こんなおっさんですけど割とテレビは見るほうだし、同年代と比べたら新しい曲はわりかし知ってると自負していますよ。そのおれがですよ?紅白で「今初めて聴く歌」を聴かされるとね、きついものがある訳ですよ。演歌だったらしょうがないって思いますけどね。まあ、これはこの人に限った話じゃなくて。
■北山たけし/男の出船 ああ。誰かと思ってたけどオヤジの愛弟子なのか。オヤジ一門がバックで控えるなか熱唱、感極まって涙していた。や、もちろん歌もうまいし、感じもいいし悪くはない。しかしむちゃくちゃいい訳でもない。今どき「8年鞄持ちしていた」って言われても…。なんかそことなく氷川きよしを意識しているようにも思えたんだけど、向こうの方が圧倒的に才能あるし、華があるし、ちょっと若いし…。北山氏なんてすでに30越えてるもん。8年も下積みやってっからだよ。
■水森かおり/五能線 うーん…ホントに困っちゃう。いいとも悪いとも評価しようがない。
■w-inds./十六夜の月 えええええ。もうマジでホントになぜこんだけ毎年出てるのか理解できない。「年に一回だけ紅白で見る」なんて演歌歌手なみじゃね。「いや若い女の子には人気で」って言うなら「修二と彰」は?どう考えてもあっちの方が人気もあるしCDも売れてんでしょうが。KAT-TUNも嵐も関ジャニも適わないほどの人気グループなの?w-inds.は。マジ理解不能。なんかねぇ、ヴォーカルの歌唱力が地味に上がってるのがよけいに不気味だった。(でもこれ書いた後で調べたらオリコンでは常に上位にランクインしてるらしい。うーむ世の中分からん)
■坂本冬美/ふたりの大漁節 いい。年齢を重ねるほどよくなっていくと思わされるが、以前にも褒めたので省略。
■布施明/少年よ 最初引きで撮っている画見て「一人だけ派手な衣装の二人組ユニット」みたいに見えたんだけどアップで布施氏が歌い出したから「ん?」とか思っているとカメラが引いていって横に仮面ライダー響鬼が仁王立ちしてたんでその瞬間お茶吹いた。あそこは笑っていいところだったのか。歌うにつれデパート屋上のライダーショーみたくなってきて興ざめ。しかし歌はよかったし、布施氏の歌唱もさすがと思わされる。
■コブクロ/桜 こういう誰もが納得できるようなバンドを選んで出すのが紅白本来の仕事のはず。個人的に好きか嫌いかと問われれば嫌いな種類に入るが、曲のよさ、歌唱力、表現力どれをとっても素晴らしい。
■松浦亜弥&DEF.DIVA&モーニング娘。/気がつけば好きすぎて♪盛り上がって♪LOVEマシーン! これはひどい。DEF.DIVAって誰だよと思っていたら安倍なつみ、後藤真希、石川梨華といったモー娘。天下り組を吸収する第三セクターみたいな利権団体ではないですか。しまいにゃ昔のモー娘。メンバーまで出てきてLOVEマシーンって…なんでもありかよ。もうモー娘。本体の力が圧倒的に落ちていてどうしようもないからとりあえず手持ちの駒全部出しとけみたいなテキトー感漂いまくり。こういう出し方するなら最初から卒業だのなんだのさせねばいんでねの?もういっそのこと「ハロプローズ」って名前で全員メンバーにしとけや。来年からはそれで出なさい。あと、空気読まないヲタ客の「ミキティ!」とか叫んでる声カナシス。
■氣志團/One Night Carnival 氣志團は紅白での自分たちの立ち位置とか振る舞いとかいちばんよく理解していてそれをやるだけの実力もある素晴らしいバンドなのだが、残念だったのは曲が昨年と同じで、ショウの構成(ギャグ)も基本的には昨年そのままだったところ。これもスキウタの影響。ここはやはり違う曲・構成で楽しませてほしかった。
■BoA/抱きしめる まったく力の衰えないBoAさん。口パクでなく、きちんと歌っているのかどうかは微妙な感じだが、やはりあれだけ踊れて歌唱力もあって綺麗で…とくると「まいりました」と言うしかない。Hold you。
■ゴスペラーズ/ひとり これもですか。スキウタ。もちろんゴスペラーズはいいし、この楽曲自体も確かに素晴らしいのだが、こう「数年前によく聴いた曲」ばかり連発されるとどうもなぁ。違う曲聴きたかった。
■長山洋子/芭蕉布 またいつもの濃厚演歌で来るかと思いきや、沖縄ソングを。60年代にヒットした曲とのこと。三線で夏川りみがバックを務めると共に、長山自身も三線の弾き語りというスタイル。衣装の良さも相まって、楽しめた。
■森山直太朗/風花 そうだよ。NHK朝ドラの主題歌とはいえ、今年そこそこヒットした曲を、実力のあるアーティストが披露する…これが理想じゃないですかNHK。しかしこのステージは、なにか森山のヴォーカルが二重に聞こえてちょっと違和感があった。意図は不明だがテープの声にかぶせて歌っていたのかもしれない。
■藤あや子/むらさき雨情 この曲もスキウタらしいのだが、正直知らない。特にコメントするほどのこともなし。
■美川憲一/愛の讃歌 はいスキウター。まあ全然知らない曲聴かされるよりはいいけど、ここへ来てオカマの原点回帰!みたいな事になっちゃってるなぁ。まあ、曲も歌もいいのはいいんですけど。
■倉木麻衣/Love, Day After Tomorrow はいはいスキウタ行くよー。んー、だからねー、こういうちょっと前に中途半端に流行ったような曲で来られるのがいちばん萎える気がするのね。誰もが知ってる名曲って訳でもねーしさ。
■前川清/夜霧よ今夜も有難う まだまだスキウタ。まあ、ここまで年月を経た名曲を実力のあるシンガーが歌うなら、まだスキウタ企画も許せるかも。
■島谷ひとみ/亜麻色の髪の乙女 ダメ。これもさっき倉木で述べた「ちょっと前に中途半端に流行ったような曲」まんまね。今聴きたいかって言われたら全然。島谷自身も、相変わらず何年か前に述べたような「安物感」漂いまくり。この人のCDってどういう人が買ってるんだろう?
■平原綾香/明日 これはいい。ハープとコントラバスのみによる演奏。この人の実力はいまさらどうこう言わずとも…という感じだが、やはりこの表現力は凄い。ただ視野は230°ある。
■鳥羽一郎・山川豊/海の匂いのお母さん 演歌歌手の凄いところはガチだから。この兄弟にしてもそう。思いっきりベタなんだが、こういう攻め方をされるともう完全に感情移入してしまう。ご母堂と漁船の上でのスリーショット写真なんか映された日にはもう…泣ける。
■香西かおり/無言坂 これもスキウタらしいですが、いまいちピンと来ない。曲知らないし。ごめんね。
■スキマスイッチ/全力少年 このユニットは才能あるのが分かるし、(この曲に限らず)曲作りもうまいし、まあOKでしょう。関係ないんだが、今年って平井堅が出てないんだね。これも理解不能。平井を出さずにw-inds.を出すNHK。
■伊藤由奈/ENDLESS STORY この人全然知らなかったんだけど、映画「NANA」に出ていた人だったのか。で、いきなりスキウタなっちゃってますけど、まあ聞き覚えはある。歌唱力あるし綺麗だしハーフだし、いいんではないでしょうか。来年出てるかどうかは微妙だけど。
■TOKIO/明日を目指して! まあTOKIOも「なんで毎年出てんだ」とさんざん言われながら(おれに)ようやく実力が追いついてきたってところですかね。曲も自作だとかで、けっこういいんではないでしょうか。しかしロックを意識したファッションが今どきグランジ(それも中途半端な)辺りで止まっちゃってるのがBAD。
■CHEMISTRY/almost in love まあこのユニットは相変わらず。年末に聴くにはぴったり。
■大塚愛/プラネタリウム しっとりバラードも歌えまっせーという感じで、舞台演出も相まって非常に素晴らしいパフォームではなかったか。
ここで、戦後60周年という事もあり、山梨県の美術館にてパイプオルガンをバックに吉永小百合による原爆詩朗読というイベントが挿入される。もう20年続けておられるそうだ。聴く者の心をわしづかみにするようなポエトリー・リーディングの後、そのままの流れで
■さだまさし/広島の空へ。さだがこの曲で見せるようなストーリーの組み立て方、構成は実にうまいし、もっともさだが得意とするところなのだが、原爆のように重いテーマを、これだけそつなくメッセージ・ソングとして消化されてしまう事に、若干抵抗を覚える気持ちもある。
■森山良子・森山直太朗/さとうきび畑 申し訳ないが森山良子が歌っているのを見ると、あの名前は知らないけどよくモノマネしている女性タレントの顔が浮かんできて、どうしても笑ってしまう。紅白ならではの親子共演という事で、直太朗氏のコーラスは実によかった。
ニュースによる中断を挟んで、ここで「スキウタ1位曲」という事でSMAPが「世界にひとつだけの花」を歌う。リアルタイムで見ていた時はちょうど風呂から上がった時で、「なんだ今年SMAP出番早いな」と思ってしまった。なんだかなぁ。はっきり言っていらなかったでしょ、このコーナー。
その後中間発表が行われる。なにやらケータイ審査やらデジタル審査員とやら言ってますが、あれはどういう基準で選ばれているんですかね。NHKとしちゃ(民放もだけど)大して魅力のないデジタル放送の印象をなんとかアップさせようと、こういう優遇策を打ち出してきているのだろうが、紅白に投票できますよ言われてもあんまりうれしかねーわな、地上波デジタル。全然魅力を感じない。それよりネットに映像そのまま流してくれよー。放送とネットの融合してくれよー。
■倖田來未/倖田來未 スペシャルバージョン なんだよ曲名が「倖田來未 スペシャルバージョン」って。もうなんでもありやん。曲名発表しなくてもいいのでは。エロイエロイと評判との事で前川清、布施明、堀内孝雄の3名がそつなくスケベオヤジキャラを演じる。この辺りはなんとも懐かしいようなNHKテイスト。倖田のエロ度自体はNHKって事もありたいしたことはない。あ、えー、アーティストとしては…ま、あんなもんじゃないですか。
■D-51/NO MORE CRY もう紅白で、その年に流行ったものは他局のドラマでもなんでも吸収してしまう傾向は今に始まった事ではないが日テレ「ごくせん」絡み。ヤンクミも小池徹平も出てるしちょうどいいやってことで。D-51も沖縄出身というのは知らなかった。この曲の出来はいいと思うし、今後のヒット次第だがこのユニット自体も期待できる。いい。
■浜崎あゆみ/fairyland もういいです。
■氷川きよし/面影の都 ある一定以上の女性の間では圧倒的なまでに不動の人気を確立している氷川氏。ちょっと振りつけに懲りすぎというかやりすぎ感がなきにしもあらずだが、相変わらず歌唱力、表現力、キャラどれをとっても素晴らしい。
■ゴリエ/Pecori Night ゴリエさあ、お笑いだから自分の仕事きっちりやろうって意気込みは分かるんだけどちょっと色んなところで前に出すぎね。でもってあんた歌ってないっしょ。CDでさえ歌ってないっしょ。まあさ、チアリーディング自体は壮観でよかったわよ、人数いっぱいいたし。でもこれってなんか紅白の方向性として間違ってなくない?CXのマークとかNHKの人文字とか、どうでもいいのよあーゆーギャグは。ああいうのやって受けたのはとんねるずの時代までよ?
■WaT/僕のキモチ 応援に出ていた南海キャンディーズしずちゃんのボケを誰も拾ってあげる余裕がなくて悲しかった。ほんまいっぱいいっぱいなんやね…。でもってカメラコードの取り回しトチって二人のマイクスタンドをなぎ倒すハプニングが。まあカメアシはその後小指詰めさせられたらしいですけど、なんかそういうトラブルさえ「トラブルにもめげずさわやかに熱唱(小池徹平が)」みたいにいい方向にいい方向に作用してしまうところがなんかいけすかないわぁ。
ここで、審査員森光子氏を舞台に上げて「タイムスリップ60年 昭和・平成ALWAYS」という企画が。まあありがちなのだが、最初森光子の話を聞いている時の仲間の受け答えのあまりの平板さに辟易。もうなんでNHKは進行に関してはどうしようもないシロウトを、わざわざ司会に使うのかと改めて萎えた。まあ仲間にしろ山本にしろ最初から最後まで「いっぱいいっぱい」なのは分かるんだけど。
■小林幸子/越後絶唱 この人の衣装に関しては、もう規模拡大の点では限界に達していると思う。あとは本人自身が巨大化するなり、幸子ゴーストを100人くらい出してホールを埋めて合唱するなり、新たな方向性を見いだしてほしい。
■T.M.Revolution/WHITE BREATH なんで今頃出てんだろと思ったらこれもスキウタなの?えー。まあいいけどさ。別に聴きたい曲とは思わんが、ダースベーダーとか出てきたしクレーンとか使って派手だったのでまあよし。
■一青窈/ハナミズキ パイプオルガンを使ったアレンジが実に印象的。こういう歌ならスキウタで上位入りました、だから歌いますっていわれても納得するのですよ。いい。
■グループ魂/君にジュースを買ってあげる 最悪。これはアレですな「貧乏な米米クラブ」。衣装も面子も笑いも音楽性も、どうしようもないほどレベルの低い米米クラブ。これを出して平井堅を出さないNHK。SMAPに提供していた曲もだけど、クドカンの歌詞は最悪につまらないね。「なんかこういうのが今風の歌詞なのかなぁ…」ってみんなよく分からないくせに分かったふりしてるだけ。秋本康以下と言っていい。もうヴォーカルのヤツのキャラ作りとか、中途半端な振り付けとか、訳の分からない「NHKでここまでやっちゃったよ」的自己満足客いじり(琴欧州)とか、ほんとすべてがどうでもいい。つまらない。
■aiko/スター あ、aikoさんがジーパンを履いていない!ワンピース姿を見たのは個人的には初めてだ。できれば「キラキラ」を歌ってほしかったが、しっとりしたバラードもよいと思わされた。相変わらずいい。
■山崎まさよし/One more time, One more chance 出すのが遅すぎるだろNHK。毎年出ていてもおかしくないはず。山ほどヒット曲を持っているのだから選曲も大変だろう。いまさらここで言うまでもなく素晴らしい。来年以降も出場させることを強く希望。
■ポルノグラフィティ/ジョバイロ 最初の頃はメンバー自身「一発屋ですから」みたいなことを言っていたような記憶があるが、気がつけばすっかり大物バンドとして認知されているポルノ。割とベタでロックというより思いっきり歌謡曲なのだが、やっぱり曲作りが圧倒的にうまい事と、ヴォーカルの表現力が決定的。実力十分といったところか。
■石川さゆり/天城越え これもスキウタです。やっぱり素晴らしい石川さん。この曲なら毎年聴いてもいいさ。
■森進一/おふくろさん これ以上はないというくらいのスタンダード・ナンバーで登場。やはりスキウタ。このパフォーマンスは素晴らしかった。が、どうにもこうスタンダード曲ばかりでは萎え気味。
■AI/Story あ、この曲知ってるー。程度の知識しかなくて数日前にやっていたMUSIC STATIONのスペシャルで見て初めて意識したのだが、いやすごいいいじゃないですか。なんかもう貫禄って感じね。関係ないがMUSIC STATIONのスペシャルって演歌系を除いた実質的な紅白になっている気が。ここ数年特に。しかし実力あるR&Bシンガーって帰国子女ばかりって感じですな、最近。
■アリス/アリス プレミアム 2005 だからそういう曲名やめろってば。なんだよ「プレミアム」って。なんでこの時期に出るのか意味不明だし、スキウタ絡みでもないし。白状しますが中学時代はアリスのコピーバンド作って学祭出たさ。歌ったさ。しかしこんな中途半端なリユニオンなんぞ見たくねえし(数年前にも出てたじゃん)。
■夏川りみ/涙そうそう 4年連続同じ曲で出場とのこと。確かにこれだけのクォリティの高い楽曲はなかなか出ないだろうし、夏川の歌唱力も素晴らしいから、毎年大晦日にこの歌聴くのは悪くない。
■Def Tech/My Way ものすごく売れたらしいんだけど、全然知らなかった。いやー、あー、いいとは思います。ライムも曲も。けど、正直爆売れするほどかと言われるとちょっと…なので、もうホントにジェネレーションギャップやね。おっちゃんついていけんわ、もう。それにしてもライム詰め込みすぎで歌詞テロップ読むの大変。映像処理は素晴らしく凝っていて壮観だった。こういうところはきちんと評価してやらんといかんNHKに対して。
■松任谷由実 with Friends Of Love The Earth/Smile again 上海からの中継。和服姿のユーミンにおれはよく知らないエイジアン系の歌手の方々。二胡ってんですか、あの女子十二楽坊も弾いている楽器。あれがバックに流れていてユーミンやチャイニーズシンガーが歌いますこれが日中文化交流と言われたら「はあ、そういうものですか」と言うしかない。なんかイージーじゃねーですかね。
■DREAMS COME TRUE/何度でも 〜紅白スペシャルバージョン〜 先述のMUSIC STATIONスペでも歌っていたこの曲。この日の出演アーティストの中で個人的にはベストアクトではないかと思うくらい、気持ちのこもったプレイで、しっかりエンターテインしてくれた。グー。
■五木ひろし/ふりむけば日本海 大御所登場。特にどうのという事はない。やはりこの人の歌も大晦日には聴いておかなくては。
■渡辺美里/My Revolution スキウタ制度のせいでこの人が出られたのなら、ちょっとは意義があったかも。それにしても10年、いや20年出るのが遅すぎた。スナックのママさんみたいになってしまっておられるではないですか。スパッツとかはいてそうな。でもま、確かにこの曲はいいやね。小室。最近なにやってんの。
■m-flo loves Akiko Wada/HEY! m-floは名前くらいしか知らないんだけど、だいたい予想していた通り、グッド。ソウル、R&Bシンガーとしての和田アキ子の魅力をきちんと理解している。これだよこういうのやってほしかったんだよアッコ様には。かっけー。なんか音作り的に昔のDeee Lightを思い出した。
■中島美嘉/雪の華 映画NANAの曲もあったはずだが、やはりスキウタということでこの曲。髪型変えてもこわいよーママー。この人がトークで普通に笑ってるの見ると逆に違和感あるくらい。歌唱、表現力はさすが。
■北島三郎/風雪ながれ旅 おやじぃぃぃ!カッコいいぜ。登場シーンではついつい膝に手をやり、中腰の姿勢で迎えてしまう「ご苦労様です!」。もうホントオヤジは目下のものにもきちんと礼節を持って接してくれるし、懐深いし、人間できてる。俺は心から尊敬してるしマイミク申請したいと思ってる。
■天童よしみ/川の流れのように おお。最後にこの曲持ってきますか。でもって歌うのはこの人しかおらんでしょうな。堂々としてますな。色んな意味で。素晴らしいですな。バックに美空ひばりの映像が。おれがちっちゃい頃には「NHKはひばりの天敵」だなんだ言われて(弟かとう哲也氏の不祥事、ヤクザとの関係などでずっと出られなかった)、もうNHKではひばりの名前出すのもタブーって感じだったのにねぇ。昔の紅白で「都はるみ」と言おうとして「みそら…」と言っちゃったアナがいて大騒ぎになった事もあるんだが君たち知ってるかね。
■SMAP/Triangle メッセージ・ソングをやりたいって気持ちは伝わってくるんだけど、やっぱりSMAPだからね。ぐわーっと盛り上がった気持ちががくりというか、実質前の曲で紅白は終わりくらいに思っちゃう。大晦日最後にあのショボい歌唱を聴いて年を終わらなければならないなんて。
以上ですべてのパフォーマンスは終わり。審査結果発表という段なのだが、先述したようにケータイ審査やらデジタル放送審査やら色々に合わせて会場審査員の点数も集計される。少し前は紅か白の玉を雨樋みたいなのにころがして集計していたような気もするが、今年はなんか白もしくは紅の看板?みたいなのみんなで掲げてる。で、それをどう集計するのかっていうと「コンピュータで集計してますので…」みたいなこと抜かしやがる訳だが、これが時間かかる。てゆかそれ看板の数をどうやってコンピュータで集計すんの?もちろんよく「いいとも」で使ってるような押しボタンを全席に用意しとけば一瞬で集計しちゃえるんだけど、それだと見た目にしょぼいってんでこういう方式にしたんだけど、アホみたいね。アナログなんかデジタルなんかはっきりしていただきたい。つか「野鳥の会」に数えさせた方が絶対早いんだってけっきょくの話。
という訳で最後に「蛍の光」を合唱で終わり。お疲れさん。おれも疲れた。もう紅白レビューはこれで最後にしようと思う。
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