先日職場でプレゼン大会のようなものがありまして、おかげさまで優勝致しましたー。パチパチ。で、こういうPowerPoint使ったプレゼンってやったのが初めてだったのですが、他の発表を見ていて「ここをこうすればもっといいのに」と感じた点を、自分のためにもちょっとまとめておきたいと思います。プレゼンの神様というとアップルのスティーヴ・ジョブズが有名で、MacWorldExpoのプレゼンなんかも映像で見られると思いますので参考にした方がいいと思いますが、普通の会社や学校なんかでは、なかなかあそこまで思い切れるケースも少ないと思います。けれど一見なにげないようでいて「ここ押さえておいたらシロウトでもそれなりにいいプレゼンになる」ってポイントはあると思うんですね。

1枚のスライドに盛り込む情報は少なく

スライドにたくさん文字を書きすぎの傾向にあるのではないかと。スライド開いた瞬間にずらーと文章が書いてあるの見たらそれだけで客は引いてしまうと思います。作成時の文字ポイント数で言えば最低30ptくらいをキープして、それ以上小さい文字を書かない。すると必然的に書ける文字って少なくなりますので、シェイプアップされてくるでしょう。スライドに書く項目って、本の目次とか、商品のキャッチコピーとか、そういう感覚でいいと思うんですね。あと、スライドに書いてある文章と原稿の文章は同じ事を言うにしても言い方を変えた方がいいのでは。すでにスライドに書いてある事をしゃべるなら、わざわざ話は聞きませんよね。最悪なのはスライドに書いてある文章をそのまま読み上げるパターンですね。

スライド1枚あたりの表示時間を短く

一所懸命考えた文章も、けっきょくのところあまり誰も聞いてないんですね。特に発表に動きがなく、ただ用意した原稿を読み上げているだけの時間が続くと、よけいに頭に入らない。これを避けるためには同じスライドを表示している時間をとにかく長くし過ぎないこと。例えば項目4つあったら2つずつ2枚のスライドに分けてしまえばいいのです。これだけでも動きが出てきますから、客を飽きさせずに話を聞いてもらえる可能性は出てきます。1枚あたり20秒くらいが限界ではないかと思います。

写真を多用しろ!

文章や数字だけのスライドは退屈で拷問に近い物があります。全然関係なくても写真を入れた方がいいですよ。フリーの写真でもいいですが、できればオリジナルの、発表者を含めた身近な人物が映っているものがベストかと。発表内容に全然関係なくてもかまいません。最初に自己紹介をして自分の写真を映すというのはどうでしょう。恥ずかしい気持ちは分かりますが、どうせ発表するならとことん大胆にやってしまいましょう。

グラフは使わない、もしくはシンプルに

グラフはできるだけ使わない方がいいと思います。けっきょくのところ、あなたの研究の数字なんて誰も気にしちゃいないのです。知ったこっちゃありません。折れ線グラフやら棒グラフやら、グラフ=退屈という方程式ができあがってしまっているので、グラフがでてきた瞬間に客の脳みそのスイッチはオフになると思います。どうしても使わざるを得ない場合は項目をできるだけ減らしてシンプルに。いちばん強調したいところだけを抜き出して示せばいいのです。例えばジョブズのプレゼンでも「30M」みたいな感じで数字だけ表示して「え?なに?」と思わせておいてから「昨年は○○台のiPodが売れました」みたいにやるでしょう。グラフにしないと伝えられない訳ではないのです。

アニメーションにおぼれるな

PowerPointのアニメーションは動きが出せて面白いのですが、あまり多用すると肝心の発表内容の比重が落ちてしまうことにも。スライド・アニメーションはできるだけ使わないように、使うにしても少しだけにしておきましょう。

むつかしい言葉は避ける

専門用語などのむつかしい言葉を使うのはやめましょう。客全員に通じる事が分かっているならいいと思いますが、いずれにせよ易しい言葉で説明した方が絶対シンプルに伝わります。まったく予備知識のない人が聞いてもある程度理解できるように話せばいいでしょう。よく見るのは最後に「結語」、みたいなのを持ってくる。あれってどうしても書かなきゃいけないって場合以外はそんな言い方する必要ないと思いますね。

プレゼンはストーリー

映し出されるスライドの解説で終わってしまっているケースがけっこうあると思います。でも本当の主役はスライドではなく、あなたによって話される言葉、であるはず。その意味でも原稿は何度も練りましょう。もちろん原稿を用意せずにうまくしゃべれたらグッドではあるのですが、なかなかそこまでできないでしょう。緊張しますしね。コツはできるだけ自然な口調でしゃべっているように演出する事だと思うのです。あと口調も「~である」みたいな感じだといかにも「原稿読んでまーす」感が強すぎ。ここは「です・ます」調で、自然な感じに響くようにしましょう。いかにもその場で考えてしゃべっているように聞こえるのがベストでは。

できるだけ客を見る

本番ではどうしても緊張してしまって、ずっと下を向いたまま原稿を読むだけ、という感じになってしまいがちだと思います。これはある程度仕方がないのですが、客として見ると壁を作られているような印象を持ちますよね。最低でもプレゼンの最初と最後の挨拶の時は、客の方をしっかり向きましょう。あと、原稿を丸暗記するのは無理でも、文章の終わりかけの部分なら残りを覚えていますから、客の方を見るタイミングとしてはいいですよね。この時、左→右と視線を移動できれば最高です。すごく「語りかけてる」感が出ますね。こないだ福田総理がダボス会議で演説した時にこのテクニックを使っていました。

とりあえずこんなところでしょうか。ポイントは、プレゼンは演劇とかドラマみたいなものなんだ、と割り切ってしまう事かと思いますね。また思い出したら追記します。

ジョブズさん。

これはおまけ。PowerPointのひどい使い方。